top of page
検索
ygkacc56iy

「電気が消えた」


電気が消えた_omote02.jpg

[会期]2015年1月24日(土) - 2月8日(日) 13:00 - 18:00 金土日のみ開廊 [会場]問屋町スタジオ

[参加作家]伊藤 幸久、遠藤惇也、土方 大、武田雄介

[関連イベント] 第四回ad:lib勉強会「グループについて」 日時:2月8日(日) 17:00 - 19:00

僕たちは、共通の「終わり」を求め、その「終わり」に向かう作品をそれぞれがつくり、展覧会を行うことにした。そしてその「終わり」を「電気が消えた」に決めた。 端的に「電気が消えた」といったとき、そこにどのような想像力が働くのだろうか。 たとえば、単純に蛍光灯の寿命で電気がきれたのかもしれない。又は電気料金を払い忘れて電気が止められたのかもしれない。さらに想像力を膨らますと原子力発電所が止まったことを意味するのかもしれない。 この問いに対して複数のレベルの事が言える。それは端的に視点の違いによるものかもしれない。それをそれぞれ近景‐中景‐遠景と言っていいのかは分からないけれど、僕たちの周りには様々なものがあり、それぞれについて各々がいろいろなことを言うことができる。 今 僕たちはバラバラになった。ただそのバラバラな状態を単純な多様性や多義性ということはできないと思う。なぜなら、僕たちの「語り」はいつだって同じ平 原の上で展開され、接続され、切断されてしまうから。僕たちは何かが終わるということを初めはラジカル(直線的)な時間の「終わり」や一時休止と考えてい た。もちろんそのような終わりもある。しかし潜在的に「終わり」とは常に訪れ、僕たちに亀裂を走らせている。それは経験的な「終わり」とは少し違うのかも しれない。 ただ言えることは、「終わり」と「持続」が同時に語られる時代を生きているということ、そしてその生のなかで個々が当事者であり、語 り手であるというこ と。物語は常に始まり、また別のところでは常に終わり続けている。僕らはそんな世界に生きているのだということをここのところよく気付かされる。

|住所|〒920-0061 石川県金沢市問屋町1丁目90 |アクセス|北鉄バス「問屋センター」より徒歩1分 金沢西ICより車で20分 |駐車場|金沢流通会館 第2駐車場をご利用下さい |問い合わせ|toiyamachi.studio@gmail.com |URL|http://toiyamachi-studio.com/ |主催|問屋まちスタジオ |企画|ad:lib |後援|金沢美術工芸大学


閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page